【阿比留瑠比の極言御免】奇妙な民主党の憲法解釈 (1/2ページ)

2014.02.20

 時折、怖いもの見たさで菅直人元首相のブログをのぞいてみる。世の中にはいろんな人、不思議な見方があるものだという驚きと発見に満ちているからだ。18日付のそれは「立憲主義を否定する安倍総理」との題で、「政府の答弁については(内閣法制局長官ではなく)私が責任を持つ」と述べた安倍晋三首相についてこう批判していた。

 ◆菅氏の首相批判

 「安倍総理は、『憲法は権力者を縛るもの』という立憲主義の原則を否定し始めた。(中略)そして憲法解釈も、総理大臣は自分の一存で変更できると、立憲主義を真っ向から否定」

 はて、そんな過激な発言があったかと過去の議事録を調べると、首相は平成25年4月の参院予算委員会では次のように述べている。

 「憲法は権力者の手を縛る、為政者に制限を加えるという側面もあるが、実際は自由民主主義、基本的な人権が定着している今日、王制時代とは違うわけで、一つの国の理想や形を示すものでもある」

 立憲主義の否定ではなく、ただ、王が絶大な権力を握っていた絶対王制時代とは憲法観もおのずと変わってきたという当然のことを説明しただけだ。今年1月の衆院本会議でも首相は明確にこう語っている。

 「立憲主義と平和主義を軽んじる人が、私を含めてこの会場に一人として存在するだろうか。存在するわけはない」

 菅氏は首相が目指す集団的自衛権をめぐる憲法解釈変更に反対なのだろう。とはいえ、その指摘は勘違いか、首相へのレッテル貼りを試みた「ためにする議論」にすぎないといえる。

 大体、これまでさんざん一般の憲法観を踏み外した発言を続けてきたのは菅氏の方なのは間違いない。

 「日本国憲法には三権分立という言葉はない。私は(三権分立の原則という)これまでの憲法解釈は間違っていると思う」

 菅氏は副総理時代の21年11月には参院内閣委員会でこう答弁しているほか、「議会制民主主義とは期限を区切った独裁を認めること」を持論としてきた。そして、実際に首相時代には数々の法令を無視し、独裁者然として振る舞っていた。

 

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