早大理工学部応用化学科に人物本位のAO入試で合格し、博士号まで取得するなど順調にステップアップ。「微生物の研究に励んでいたが、博士課程から再生医療分野にくら替えし、ハーバード大に留学。ここで出会ったバカンティ教授からSTAP細胞に関する着想を得たのが転機となった」(関係者)
2011年に理化学研究所に着任。研究者として成功する一方で、「思い込みが激しい」「不思議ちゃん」といった評判も出ていた。一部週刊誌には、高校時代の同級生の証言として、意中の相手に一方的に思いを寄せて周囲を困惑させたエピソードが紹介された。
STAP細胞で脚光を浴びた後も言動をいぶかる声があり、トレードマークとなった白衣代わりのかっぽう着について「医学や研究の現場ではありえない。首もとが大きく開いていることから、衣服の繊維や何らかの菌などが実験対象に紛れる恐れがあるため、研究者は注意をはらって襟付きの白衣を着る。細かいところに注意が向かないタイプなのかなとも思った」と指摘する医療関係者も。
「ナゼ」が消えない小保方さん騒動。強い上昇志向が、疑惑の論文を生み出してしまったのか。