朴政権に苛立つオバマ大統領 北朝鮮問題先送りのツケ露呈 (1/2ページ)

2014.03.29


オランダ・ハーグで行われた日米韓3カ国首脳会談で、報道陣に対応する(右から)安倍晋三首相、オバマ米大統領、韓国の朴槿恵大統領(AP)【拡大】

 安倍晋三首相、オバマ米大統領、韓国の朴槿恵大統領は日本時間26日未明、オランダのハーグで首脳会談を開いた。会談で歴史認識問題は話題にならず、北朝鮮をめぐって緊密に連携することが確認されたというが、これで、日本と中韓との関係に変化は出るのだろうか。

 韓国側は、日本が歴史認識問題について誠意ある対応がなければ首脳会談に応じないと主張し、日米韓首脳会談にも乗り気ではなかった。

 しかし、安倍首相が慰安婦問題に関して「河野談話を見直ししない」と述べたことが決め手となったのか、中国の習近平国家主席との首脳会談や海外プレスとのやり取りで日本の歴史認識問題を批判していた朴大統領も、肝心の日米韓首脳会談では、何も言えなかった。

 歴史認識問題のような過去へ向けた話は、各国首脳同士の話には向かない。国際常識としても、過去のことを個人的には責任のない首脳が謝罪するのは一般的でなく、未来志向の話をすべきだ。今回の日米韓首脳会談のように、北朝鮮問題という「今ここにある危機」を論じ、今後の対応をしていかなければならないからだ。

 オバマ大統領は、合同演習やミサイル防衛など軍事面での協力を議論したと述べている。これは、日韓2国間の秘密情報保護協定が一向に進展していないことにいらだちを示したのだろう。実は日韓両政府が2012年6月までに署名することになっていたが、反日感情に配慮した当時の李明博政権が先延ばしして、朴政権でも手つかずのままだ。一方、日本では特定秘密保護法を成立させ、当時より環境整備を前進させている。

 

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