朴政権に苛立つオバマ大統領 北朝鮮問題先送りのツケ露呈 (2/2ページ)

2014.03.29


オランダ・ハーグで行われた日米韓3カ国首脳会談で、報道陣に対応する(右から)安倍晋三首相、オバマ米大統領、韓国の朴槿恵大統領(AP)【拡大】

 日米韓では北朝鮮問題に関して「軍事情報保護に関する了解覚書(MOU:Memorandum of Understanding)」の締結を検討しているが、その前提として日韓の秘密情報保護協定が急がれている。今回の日米韓首脳会談で、韓国は先送りしてきたツケがあらわになったので、方向転換せざるを得ないだろう。

 一方、中国はクリミア問題でも、ロシアへの経済制裁に消極的で、世界に対して、西側陣営でないことをはっきりと印象付けた。韓国を巧みに取り込んできたが、ここで米国が出てきたのは誤算だっただろう。

 中国は12年まで開かれた日中韓首脳会談に横やりを入れ、中断に持っていったことを多少悔やんでいるかもしれない。13年3月、ホスト国の韓国は5月末の日程を日中両国に打診し、日本側は受ける考えを伝えていた。ところが中国が応じなかった。

 中国としては、このままでは日米韓の軍事協力関係が前進してしまうので、それに待ったをかけ、同時に日本の歴史認識問題を蒸し返すためにも、日中韓首脳会談を提案してくる可能性がある。

 もちろん、表向きは日中関係の改善という名目であるが、そのウラには国際政治の駆け引きがある。中国が日本の右傾化を訴えるには日中韓首脳会談は格好の場だ。それに対して安倍政権はどのように対応するのかが焦点になるだろう。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

 

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