渡辺氏の借り入れ問題を法的に考える 選挙資金の目的は猪瀬氏とは違う (2/2ページ)

2014.04.10

 渡辺氏個人の選挙資金ではないので渡辺氏の選挙収支報告書には記載されていないが、みんなの党の選挙資金だったので、みんなの党の政治資金収支報告書には記載があるとしている。

 猪瀬氏の5000万円借り入れとの違いについても、猪瀬氏は自分の選挙資金として借り入れていたが、渡辺氏はみんなの党の選挙資金として借り入れたという点で異なるという。

 渡辺氏は自分の主張を裏付けるために、カネのやりとりをトレースできる銀行口座振替で行っているという。

 今の制度では、政治資金、選挙資金ともに受け入れの主体のところで、収支報告書を作り、その資金使途を明らかにするという仕組みだ。最終段階の資金の受け入れで報告書に記載されていれば、資金の流れがわかるので、重複して報告書に記載する仕組みにはなっていない。

 なお、吉田氏が直接みんなの党に振り込んでいれば、何の問題もなかったはずだ。

 おおよその双方の話の筋はこのようなものだろう。もちろん、渡辺氏のロジックについて、筆者は借り入れ金額の数字の整合性などはチェックしているわけではない。また、あくまでクールに考えるために、法律論に絞った話だ。

 別に道義的、倫理的な観点での議論もあるかもしれないが、現時点で法律論からみれば、マスコミの議論は少し乱暴すぎるだろう。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

 

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