ストークス氏が読み解く中越対立 中国の石油掘削が成功すれば情勢は変わる… (1/2ページ)

2014.05.16


ヘンリー・S・ストークス氏【拡大】

 中国とベトナムの対立が激化しているが、第2次中越戦争もあり得るのか。沖縄県・尖閣諸島の今後も含めて、元ニューヨーク・タイムズ東京支局長のヘンリー・S・ストークス氏が考察した。

 「中国とベトナムは、何度も戦ってきた歴史がある。ベトナムは小国だがタフで、1979年の中越戦争でもひるまなかった。ベトナム戦争(65〜75年)がピークの時、中国がベトナムに侵攻しようとした。中国は軍事力では優勢だったが、中越国境は山岳やジャングルのため、その展開に困難を極めた」

 今回は海洋での争いだが、どうなるか。

 「現在のところ、中国の動きを、米国やASEAN(東南アジア諸国連合)が牽制(けんせい)している。だが、中国の石油掘削が成功して、大きな油田が発見されたらどうなるか。(欧米の)石油メジャーが大挙して押しかけ、情勢は大きく変わるに違いない」

 莫大な利益を生む海底油田の発見が、「力による現状変更」を追認しかねないという見方だが、それでは米国の信用は地に落ちかねない。

 中国がパラセル諸島の領有を主張し始めたのは、同海域に石油の埋蔵が確認されてから。それまで南ベトナムの部隊が駐留していたが、中国海軍は74年1月に軍事攻撃を仕掛けて、実効支配した。米軍は前年3月に南ベトナムから完全撤退しており、中国はこれを待っていたとされる。

 尖閣諸島も似た背景を持つ。中国が、米国の動向を見て尖閣強奪に着手する危険性について、ストークス氏は「十分にあり得る」と警告した。

 

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