超格安マンションの正体 心理的瑕疵で相場より500万円安… (2/2ページ)

2014.06.09


角田美代子元被告らが住んでいたマンション=2012年10月【拡大】

 ところが、担当者が瑕疵内容を伝えた途端に電話が切られるという。

 担当者はいう。「この物件は事件以降、尼崎市内全体の不動産価値を下げた台風の目のような存在。紹介しているが、果たして売れるかどうか。いまだに内覧の段階までいたっていません」

 しかし、こうした事故物件の人気は最近高まりをみせている。賃貸では通常の物件に比べ、半額近い家賃で貸し出すことが不動産業界の慣例となっているためだ。

 事故物件とは室内で殺人事件や自殺、孤独死などが発生した不動産物件。こうした事情は通常、契約前の重要事項説明までに知らされるが、5〜10年が経過したり、一度賃貸契約が結ばれたりすると、次の住人には説明されないケースが多いという。

 近年は事故物件を専門に扱ったり、物件の除霊を請け負う業者が登場し、インターネット上には事故物件の探し方を紹介するサイトや「事故物件に住んでみた」などと体験をつづるブログもある。

 事故物件の買い取りを行う「アウトレット不動産」(横浜市)の昆千寿子社長は「今は『縁起が悪い』よりも『安けりゃいい』と考える人が増えている。高齢化や景気の悪化で、孤独死や自殺が身近になってきているのでは。ただ、地域的なつながりの残る地方では事件の噂が広まりやすく、いまだに抵抗は根強い」と話している。

 

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