野望に突き進むプーチン大統領 米の国力低下が北方領土問題にも影響 (1/2ページ)

2014.06.25

 フランスは、米国の強い圧力に反発してロシアのプーチン大統領に対する協力を強化しようとしている。ルドリアン国防相はパリで記者会見し、次のように述べた。

 「米国は反対しているが、フランスはロシアに対してミストラル型上陸用空母の売り渡しを続けていく。最新鋭の原子力艦艇を売ることも考えている」

 ミストラル型空母は、ヘリコプターを20機以上と大型戦車20台を搭載し、大規模な敵前上陸を展開する能力を持つ。

 さらに、フランス政府は、プーチン氏の要請に応えてミストラル型上陸用空母に配備されるロシア海兵隊4000人の訓練をフランスのトゥーロン基地で行うと発表。

 すでに、このコラムでも報告したように、プーチン氏は太平洋極東艦隊を急速に強化している。特に、北方の島々の防衛に力を入れるため、フランスから買い入れるミストラル型上陸用空母をウラジオストクに展開する予定だ。

 プーチン氏は「ミストラル型上陸用空母をとりあえず2隻買うが、さらに2隻、あわせて4隻を買う契約を進めている」と話している。

 米国の強硬な反対にもかかわらず、ロシアに上陸用空母を売り渡す決定は、オバマ大統領の外交戦略に反抗して独自の世界戦略を展開していくというフランスの強い意志の表明である。

 フランスは、オバマ氏がヨーロッパや地中海の軍事力を急速に削減して太平洋の米軍を強化する戦略に基本的に賛成してこなかった。しかも、米国は「アジアへの大展開」と言いながら、実際は中国に押されて、東シナ海や西太平洋からハワイの東へ撤退しようとしている。フランスは、こうした状況を米国の大きな失敗とみている。

 

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