セクハラやじに違和感 少子化問題がいつの間にか女性の人権問題に (2/2ページ)

2014.07.01

 しかし、いつの間にか、「セクハラやじ」と呼ばれ、「女性の人権」の問題に仕立て上げられてしまった。背後にフェミニズムの勢力が見え隠れする。さらに外国メディアが報道し、女性都議も外国特派員協会で記者会見して、話はいっそう大きくなった。

 ここからは「日本は女性の人権を軽視する野蛮な国」とのレッテルが貼られ、「日本叩き」の道具にされ始めた。

 この構図は、昨年6月の橋下徹大阪市長の慰安婦発言と似ている。強制連行に疑問を差し挟んだ発言が、他の発言と相まって売春を容認したとされ、「女性の人権」を踏みにじる許されざる発言とされて、外国メディアにも広く報道される事態となった。

 しかし、こうなれば、日本のメディアはお手上げだ。やじ問題も橋下発言もそうだが、日本のメディアはそろってきれいごとしかいわなくなっている。口をそろえてやじを発した都議を批判するだけだ。「ポリティカル・コレクトネス」と化し、異論が唱えられない窮屈な言語空間が作られている。

 私と同様、違和感を覚える人は多いが、それを口にできない空気が作られている。日本のメディアは自分の首を絞めてはいないか。

 ■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早大法学部卒業。同大学院政治学研究科博士課程中退。国家、教育、歴史などについて保守主義の立場から幅広い言論活動を展開。第2回正論新風賞受賞。現在、麗澤大学教授、安倍内閣が設置した教育再生実行会議委員、フジテレビジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長。著書に「国民の思想」(産経新聞社)、「日本を愛する者が自覚すべきこと」(PHP研究所)など多数。

 

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