ベネッセ情報流出で判明した不気味な名簿業者 1億2千万件の個人情報をDB化 (1/2ページ)

2014.07.14


名簿流出で謝罪するベネッセ幹部。顧客の個人情報が狙われた【拡大】

 通信教育大手ベネッセコーポレーションの顧客情報流出問題が波紋を広げている。出入り業者によって情報が持ち出された可能性が高く、警視庁は不正競争防止法違反(営業秘密の複製、開示)の疑いで捜査を進めている。捜査関係者は「不正に入手された個人情報が複数の名簿業者に横流しされた」とみているが、怖ろしいのは、自分の知らないところで、個人情報がやりとりされている現実だ。

 名簿業者について、調査会社「オハラ調査事務所」(東京)を運営する小原誠所長は「2005年に個人情報保護法が全面施行されて以降、数は減ったが、営業を続けている業者はいる」と明かす。

 販売されているのは、小・中・高・大学の卒業生名簿やゴルフ会員権所持者、高額納税者リストなど。情報は、1件当たり5〜30円程度でやりとりされ、業者間で転売されることが多いという。

 「(名簿の)仕入れ相場は、大体30万円ほどといわれ、仕入れコストを分散する目的などから転売が繰り返されるため、複数の業者が同じデータを共有することになる。億単位のマンション購入者リストなどは人気が高く、子供の個人情報も息が長い顧客になる可能性を秘めているため、(相場よりも)高値で取引される傾向にある」(小原氏)

 「名簿販売」をうたって営業している業者は都内で複数確認できる。中央区の業者は「名簿約1万2000冊」を所有し、「1億2000万件超」の個人情報をデータベース化していると宣伝。同社のホームページによると、全国の有名高校や大学の卒業生リスト、懸賞への応募者や開運風水愛好者、このほか、ねるとんパーティー参加者、モデルルーム来場者のデータなども網羅しているというから驚きだ。

 

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