【島地勝彦のサロン ド シマジで大いに燻らす】妥協しない人生どれだけ燃えるか 死ぬまで女といい酒・いい葉巻… ゲスト・ドン小西氏

★(下)

2014.07.17


島地勝彦氏(左)とドン小西氏【拡大】

 「死ぬまでヤリまくり、うまいものを食い、いい酒やいい葉巻を愉しみたい。だって、人生に妥協したくないから」ということで意見の一致するエッセイストの島地勝彦氏とファッションデザイナーのドン小西氏。今こうして“やんちゃ”ができているのも、これまでの人生を、一切手を抜くことなく全力で駆けてきたからに他ならない。

 島地 最近の日本人は、フォーマルな格好はそこそこ様になってきた。でも、カジュアルなおしゃれとなると、ヨーロッパなどに比べて遥かに後れを取っていますね。

 小西 ジャケット・スーツを脱いだ後が全くできていないです。

 島地 この夏、「グレート・ビューティー/追憶のローマ」というイタリア映画が公開されますが(8月23日より全国ロードショー)、主人公のナポリファッションが見事なんです。日本の男はぜひ見習ってもらいたい。物語もすばらしく、昼間は展覧会、夜は乱痴気パーティーという生活を送っている60半ばの作家が、次第に人生を考えるようになるんですが、華やかで悠々自適な生活の裏に潜む男の寂寥感が、観ていてぐんぐん胸に迫ってくるんです。

 小西 島地さん、自分を重ねて観ていたんじゃない? でも、一見華やかな男の寂寥感ってわかる気がする。そういう男って自分のことだけを気にして生きているからね。金や女や名声は得ても、実は孤独なんですよ。

 島地 何かに妥協しながら生きていくこともできないし。

 小西 そう。それよりも、死ぬまでヤリまくってうまいもん食って、いい酒飲んでいい葉巻吸って、手を抜かない生き方をしてやろうって。

 島地 まさにドンさんだね。とにかく熱い男だからね、あなたは。15億円の借金を抱えたときも、会社を畳まずがんばってがんばり抜いて完済した。熱くなければできない。

 小西 人生、時間が決まってるじゃないですか。大事なのはその間にどれだけ燃焼するかだと思うんです。だから借金を作ったときも、会社を倒産させて楽になろうとは思わなかった。やるだけやってみようって。まあ、そうやってがんばってきたから、今この年になって“やんちゃ”ができるんです。それぐらいやってもいいじゃないかって。

 島地 やんちゃも全力、ということですね(笑)。

 ■ドン小西(ドン・こにし) 1950年三重県生まれ。小西良幸デザインオフィス代表。精力的に作り出される作品は世界的評価が高い。テレビや雑誌などの辛口ファッションチェックが人気を博し、講演会やイベントなどでも活躍中。

 ■島地勝彦(しまじ・かつひこ) 1941年東京生まれ。「週刊プレイボーイ」他の編集長を経てエッセイスト&バーマンに。喫煙文化研究会会員。最新著は「迷ったら、二つとも買え!」(朝日新書)。

 

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