超エリート一家が… 複雑な環境が猟奇的行動の遠因に 佐世保の同級生殺害 (3/3ページ)

2014.07.29


殺害現場のマンションから荷物を運び出す捜査員=28日午後、長崎県佐世保市【拡大】

 自分のことを「僕」と呼んだり、小動物の解剖を好んだり…。臨床心理士の矢幡洋氏は、女子生徒の心理について「死体損壊は極限的な攻撃性の表出。今回の事件では人間を人間ではない物体として扱ってみたいという願望も感じる」とし、過去に起きた少年犯罪との共通点を指摘する。

 「07年5月に福島県で17歳の少年が母親を殺害した事件では、母親の遺体を分解し、切断した右手を植木鉢にさすなどの異常な行動を取った。この時、少年を突き動かしていたのもありえないことを実現させたいというゆがんだ欲望だった」

 女子生徒はなぜ、異常な行動に走ったのか。

 矢幡氏は「犯行は病的な色彩が濃い。少女は、人格の中に精神病質的な部分を長期間にわたって抱えていたのではないか。亡くなった母親が、社会との接点をつなぎ止めておく唯一の存在だった。その死によって、潜んでいた人格障害を一気に悪化させた可能性がある。1997年に『酒鬼薔薇事件』を起こした少年も唯一のよりどころだった祖母の死が犯行のきっかけになっていた」と話している。

 

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