実は重要な中南米外交 長期的に日本の存在感高める狙い (1/2ページ)

2014.08.01


コロンビアのサントス大統領(左)と安倍首相=29日、ボゴダの大統領府(共同)【拡大】

 安倍晋三首相は、就任以来ほぼ毎月外遊を行っている。8月2日までの日程で、メキシコ、トリニダード・トバゴ、コロンビア、チリ、ブラジルの中南米5カ国を訪問しており、これで通算の訪問国数は47カ国になる。

 歴代首相の最多は小泉純一郎氏の48カ国だ。小泉氏は5年5カ月かけて訪問したが、安倍首相はわずか1年8カ月だ。9月に予定される南西アジアのバングラデシュ、スリランカ両国訪問で、歴代首相でトップとなることは確実だ。

 日本にとって、今回訪問した中南米の経済的、政治的意味合いはどのようなものだろうか。

 中南米は距離的に日本から遠い国だ。今回の訪問国の一つであるブラジルは、地球儀でみるとほぼ日本の裏側に存在する(正確には日本の真裏はアルゼンチン沖)。

 地理的には米国の影響を受けてきた。また、歴史的には欧州の影響も大きかった。このため、日本との関係はこれまで深かったとはいえない。

 ただし、ブラジル、メキシコ、ペルー、アルゼンチンなどの国へ、日本は戦前、多くの移民を出しており、こうした日系人も今では3〜5世になっている。

 安倍首相の狙いは、「地球儀俯瞰(ふかん)外交」といわれ、地球上の国をまんべんなく日本の友好国にしようとする壮大なものだ。そのため、従来見過ごされることが多かったアフリカ諸国にも訪問している。これまで希薄な関係であった国を訪問するのは、コストパフォーマンスがいい。

 

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