少女側、報道に“反論” 「殺人しかねない」精神科医の警告生かされず 佐世保・高1殺害

2014.08.01


少女の実家に家宅捜索に入る捜査員。殺意の真相は…(一部画像処理しています)【拡大】

 長崎県佐世保市の県立高校1年の松尾愛和(あいわ)さん(15)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同級生の少女(16)が過熱するマスコミ報道に“反論”した。弁護人を通じて、「女子生徒が父親の再婚に反対だったとする報道は事実と異なる」などとする見解を文書で発表したのだ。

 弁護人は、接見で直接聞いた内容として、少女は(1)父の再婚には賛成だった(2)父を尊敬している(3)母が亡くなって寂しく、新しい母親が来てうれしかった(4)すぐに慣れ、仲良くしていた−と文書で指摘。被害者についても「仲の良い友だちだった。本当に良い子だった」と述べたと明らかにし、トラブルや恨みはなかったとした。

 弁護人は、「女子生徒の父親の依頼で弁護人となり、接見を続けている。会話は普通にできており、徐々に打ち解けている。本も差し入れた」と述べた。接見で報道内容を聞いた少女が驚き、訂正を求めたという。これが事実なら、なぜ残酷な犯行に至ったのかは謎のままで、少女の尋常ではない精神状態がかえって浮き彫りになる。

 一方、事件発生前の6月10日には、少女を診察した精神科医が、佐世保こども・女性・障害者支援センターに「女子生徒は人を殺しかねない」と電話で相談していたことも新たに判明した。

 県関係者によると、医師は、少女の精神状態の不安定さを懸念し「小学生の時に薬物混入事件を起こし、中学生になって父を殴打した。小動物の解剖をしている。このままいけば人を殺しかねない」と相談。対策を求めた。ただ、少女の氏名は明かさなかったという。

 県福祉保健部によると、相談を受けた担当者は、「匿名だったため、対応は困難と判断した」としているが、結果的に専門家による警告を無視していたことになる。自治体の対応が議論を呼びそうだ。

 

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