ビットコインは死んでいない 普及のカギは資金トレース 女性層の取り込みも重要に (2/2ページ)

2014.08.02


民事再生法の適用を申請したマウントゴックス【拡大】

 筆者は、マウントゴックス事件で、失われたビットコインの資金トレースができれば、世間の認識が格段によくなると思うが、現段階ではわからない。

 ビットコインは、法的にはもちろんだが、経済学上の意味でも通貨ではない。通貨の3要素は、(1)価値の尺度(2)交換の媒介(3)価値の保蔵であるが、少なくとも(3)は満たしていない。このため、ビットコインの将来をみたとき、社会的に有用になるためには別の何かが必要だ。それが、ビットコインが持っている資金トレースだと筆者は思っている。

 例えば、日本で寄付文化があまり根付いていないが、それは寄付金がどのように使われるか分からないからではないだろうか。ビットコインだと、資金トレースが容易なので、寄付者が寄付したものの使い道までわかるようになるはずだ。

 今のところ、日本ではビットコインの利用者がごく少数なので、法的規制も検討されていない。そこまでする社会的な必要がないからだ。逆にいえば、今がチャンスとも言える。いろいろとチャレンジしてブレークスルーをしてほしい。

 ビットコインの話をしていると、いつも相手が若い男性ばかりだ。本当にビットコインがブレークするには、女性を取り込まないと無理だろう。一体誰がどのように女性を取り込んでゆくのか、ビットコインファンである筆者は見守りたい。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

 

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