佐世保少女の暴走放置した父の世間体 「弱さが子供への甘さに…」 (1/2ページ)

2014.08.02


佐世保警察署を出る少女を乗せたワゴンカー。いまだつぐないの言葉は聞かれていない【拡大】

 長崎県佐世保市の県立高校1年の松尾愛和(あいわ)さん(15)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同級生の少女(16)の父親の責任論が議論の的になっている。漂白剤混入にネコの解体、さらには金属バット事件を起こした少女の“暴走”を止めることなく、1人暮らしをさせ、悲劇は起きた。専門家は「子供の壁になれない、甘い父親像が浮かび上がる」と指摘している。

 「少女は別人格を作って、その人格になりきって供述しているようだ。『人を殺してみたかった』『人体に興味があり、殺してバラバラにしたかった』などという供述も、とうとうと話していて、善悪の感情をなくしているようにみえる」(捜査関係者)

 長崎地検は1日、少女の精神鑑定を実施する方針を固めた。心の闇の解明は今後の捜査に委ねられるが、小学校時代からたびたび「危険な兆候」を発していた少女。小学6年のときには、勉強していることをバカにされたことに腹を立て、同級生の給食に漂白剤や洗剤などが混じった液体を5回にわたり混入。「ネコを解剖したことがある」とも供述している。

 こうした少女のことを常に気にかけていたというのが、昨年10月に病死し、市の教育委員も務めた母親だった。「少女は母親のことが大好きで、母親はいつも少女のことを心配していた様子だった。母親が亡くなり、少女の今後を心配していた人は多い」(知人)

 そして、母親の死後の今年3月、少女が就寝中の父親を金属バットで殴り、大けがを負わせる“大事件”が起きた。だが、この一件は公にならず、翌月、少女は松尾さん殺害の現場となった佐世保市のアパートで1人暮らしを始めるのだ。

 関係者は「1人暮らしは表向きには留学準備といっているが、実はこの金属バット事件がきっかけになったようだ」と話す。

 殺人事件前の6月10日には、少女の様子を危惧した精神科医が、「佐世保こども・女性・障害者支援センター」(児童相談所)に、少女の名前を明かさず「このままいけば人を殺しかねない」と、連絡していたことが明らかに。関係者によると、精神科医は父親にも事件を起こす危険性を直接伝えていた。不安定な少女とは対照的に、新妻との新生活をスタートさせた父親の姿は、周囲には異様に映ったという。

 

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