笹井氏自殺で広がる波紋 直前に放送のNHKスペシャルが影響したのか… (1/2ページ)

2014.08.07


死を選んだ笹井氏。取り残された小保方氏(写真)の胸中は−【拡大】

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長(52)の自殺をめぐり、直前に放送されたNHKスペシャル「STAP細胞不正の深層」の影響が取り沙汰されている。同番組は笹井氏が実験の不備を把握していた可能性をにおわすなど責任を追及。小保方晴子研究ユニットリーダー(30)にけがを負わせた強引な取材手法も問題となり、結果的に笹井氏を追い詰めたのではないかとの見方があるのだ。エリート科学者の自殺は、思わぬところに波紋を広げている。

 NHKスペシャル「STAP細胞不正の深層」(7月27日放送)は論文問題を深く掘り下げ高評価を得たが、放送直前の23日に小保方氏を追いかけ回し、全治2週間とされるけがを負わせる“事件”を起こした。

 「科学文化部のエースのデスクが陣頭指揮を取り、かなり力を入れていた番組です。それなりにいいネタは入っていたが、パンチに欠けるという話になり、小保方氏か笹井氏の独占インタビューを柱にしたいとなった。それであの“小保方事件”が起きたんです。笹井氏にも何度も手紙を書いたり、メールを送ったりしていたが、メールが一通返ってきただけだった」(NHK関係者)

 小保方氏への直撃シーンは放送されなかったが、番組では、小保方氏の実験ノート2冊や2000ページに及ぶ内部資料を入手し、100人以上の関係者に取材をしたとして問題に斬り込んだ。

 笹井氏について、「論文執筆の天才」で交渉力に優れ、CDB全体の予算獲得を握っていたと紹介。3度掲載を断られた小保方氏の論文が英科学誌ネイチャー誌に掲載されたのは、笹井氏の協力が大きく、その背景には米国特許の本申請の締め切りが迫っていたことがあるとした。

 

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