笹井氏遺書から読み解く…小保方さんへの思い 精神科医ら分析 (2/2ページ)

2014.08.08


笹井氏(右)が小保方氏に宛てた激励メッセージの真意とは…【拡大】

 ヒガノクリニックの院長で精神科医の日向野春総氏は、「自分の弱さを認めつつも、弱かったというだけには思われたくない。高校時代から優秀で世界的なエリートである笹井氏は負け犬の遠ぼえはできない。最後も格好良くいきたいと、遺書の中でも彼女を持ち上げたのではないか」と読み解く。

 笹井氏はナルシシズム(自己愛)の対象として小保方氏を捉えていたと分析し、「笹井氏にとって、小保方氏はかわいい子猫ちゃん。目の前に現れた彼女を一人前に仕立てる使命を持ち、ペットを飼うような愛を持って接していたのだろう。彼女の存在で悦に入り、科学者としての目を失わせてしまった」。

 「小保方氏への優しさとみるのか、含みのある表現とみるのか難しい」と指摘するのは、脳科学者の中野信子氏。

 中野氏は「笹井氏ほどの能力がある人が、STAP細胞を本気で再現できると思っているのは不自然」と指摘したうえで、「STAP細胞を再現して」と小保方氏を激励した遺書は、3つの読み方ができると分析する。

 「1つは、クスリの副作用もあり、現実を冷静に受け止められず理想の中に逃避している可能性。2つめは自分が全てを飲んで、激励することで最後まで小保方氏をかばったという見方。3つめは、意地悪な分析ですが、小保方氏を励まし、守っていると見せかけつつ、記された言葉とは異なる意味を持つ京都風の嫌み」(中野氏)

 「小保方氏は好意的に受け取る性格であることを知った上で、いろいろな意味に取れる遺書を残したのは、笹井氏らしいともいえる」と中野氏。優しさか当てつけか。“世紀の発見”に翻弄されたエリート科学者の胸中は、憶測を呼び続けている。

 

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