広がる笹井氏自殺余波 理研の対応のまずさが“国宝級”科学者追い詰め… (1/2ページ)

2014.08.09


理研CDBのプロジェクトも笹井氏の影響力が大きかった【拡大】

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)、笹井芳樹副センター長(52)の自殺で、国内最高峰の研究機関が揺れている。先端医療分野のエース研究者を失ったことで、理研が受ける損失は計り知れないものになりそうなのだ。人材流出に巨大プロジェクトの停滞。専門家からは「理研の対応のまずさが笹井氏の死を招いた」との指摘も出ており、世間の風当たりが強まりそうだ。

 科学者としてのキャリアを刻んだ場所で自らの人生にピリオドを打った笹井氏。突然の死が各方面に波紋を広げている。

 STAP細胞の再現実験はもちろん、iPS細胞から作った網膜移植臨床実験など、笹井氏が関わっていたいくつかのプロジェクトへの影響が懸念されている。

 笹井氏は、理研が今春、神戸市中央区のポートアイランドで着工した「融合連携イノベーション推進棟」のビル建設計画でも中心的な役割を担った。国からの予算獲得を主導し、関係者の間では「笹井ビル」と呼ばれるほどの貢献度だった。

 来年4月のビル開業後は、笹井氏自身も研究者として再生医療の実用化へ向けたプロジェクトを率いていく予定だったが、その計画も水泡に帰した。

 神戸市が進める理研CDBを中核とした都市計画「医療産業都市構想」への影響も甚大だ。

 

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