反省しても謝罪なし 責任転嫁と矛盾の朝日検証 現代史家・秦郁彦氏 (2/2ページ)

2014.08.12


誤報を放置し続けた朝日新聞東京本社【拡大】

 慰安婦問題の核心は「強制連行の有無」と「慰安所で性奴隷の扱いを受けていたかどうか」だ。この2点について基本的な態度をはっきりさせることを期待していたが、検証記事ではそうはならなかった。

 「強制連行」は分が悪いと判断したのか、慰安所での「強制」や「軍の関与」を持ち出してごまかしている。慰安婦の稼ぎは兵士の数十倍で、廃業や接客拒否の自由もあったのに「性奴隷」というイメージは守ろうとしている。慰安所での生活が「強制的な状況の下での痛ましいものであった」とした河野洋平官房長官談話をうまく利用しているという印象だ。

 強制連行を裏付ける証言が「虚偽」だと分かって20年以上がたっている。今回の検証記事で1番の驚きは、よくもこれだけ長い間、嘘を放置してきたということだ。その理由は検証記事では分からないが、引くに引けなくなってしまっていたのだろう。(談)

 ■秦郁彦(はた・いくひこ) 1932年、山口県生まれ。東大法学部卒業。法学博士。大蔵省財政史室室長、プリンストン大客員教授、千葉大教授などを歴任。著書に『慰安婦と戦場の性』(新潮選書)など。朝日新聞が16回も取り上げた吉田清治氏の「韓国・済州島で200人の朝鮮人女性を狩り出した」との証言について、1992年に現地調査を実施し、証言は虚偽と確認した。

 

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