【沖縄が危ない】石垣島に存在する「おもてなし」の歴史と中国の厚顔無恥 (2/2ページ)

2014.08.15


沖縄県・石垣島に建立された唐人墓【拡大】

 中国駐長崎領事は翌年、当時の石垣村長・豊川善佐や、かつお節工場の経営者・古賀善次らに感謝状を贈った。感謝状には尖閣諸島を「日本帝国八重山郡尖閣列島」と明記している。中国が尖閣を日本領と認識していた証拠となる感謝状は現在、石垣市の文化財に指定され、厳重に保管されている。

 こうした交流の歴史があれば、通常は二国間の友好親善は推進されるはずだ。ところが、石垣の先人たちが中国人を温かく迎えたお返しに、現在の中国がやっていることといえば、尖閣周辺で連日、公船を航行させて「(尖閣は)中国固有の領土だ」と叫び、石垣の領土を略奪しようとする行為である。恩をあだで返すとはこのことだ。

 日本としては石垣市の「おもてなし」の歴史を国際社会にも発信し、中国の厚顔無恥を広く訴える必要もあるだろう。

 ただ、中国政府は恐らくこうした歴史を一般の国民に隠している。中国に自由の風が吹くようになれば、国民も「正しい歴史」を知ることになる。その日こそ、石垣島の厚い人情が、三たび日中友好の架け橋となるはずだ。

 ■仲新城誠(なかあらしろ・まこと) 1973年、沖縄県石垣市生まれ。琉球大学卒業後、99年に石垣島を拠点する地方紙「八重山日報社」に入社。2010年、同社編集長に就任。同県の大手メディアが、イデオロギー色の強い報道を続けるなか、現場主義の中立的な取材・報道を心がけている。著書に「国境の島の『反日』教科書キャンペーン」(産経新聞出版)など。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。