★河添恵子さん『だから中国は日本の農地を買いにやって来る』(産経新聞出版1300円+税)
ビジネスを“隠れみの”にした、中国の世界侵略の実態を暴いた『だから中国は日本の農地を買いにやって来る TPPのためのレポート』が注目されている。読者は北米やアジア、欧州・北極圏だけでなく、日本までもが、すでに中国の手中に落ちているという現実を目の当たりにし、戦慄する。著者のノンフィクション作家、河添恵子氏に、日本人の目の前に迫る危機について聞いた。 (文・福田哲士 写真・大山実)
──産経新聞出版から出した『中国人の世界乗っ取り計画』(2010年)、『豹変した中国人がアメリカをボロボロにした』(11年)に続く3冊目で、自身の中国報道の集大成ですが
「これまで世界中を取材し、至るところでその地を乗っ取っていく中国人を目の当たりにしてきました。中国共産党の目標は、中華思想で世界のルールを塗り替えることですが、資源や先端技術の奪取など、あの手この手で世界侵略を進めてきました。危険だからこそ、書籍で警告してきました」
──具体的には、中国はどのように世界を侵略しているのでしょうか
「例えば、米国最大手の豚肉生産企業のスミスフィールド・フーズ社が中国企業に買収されました。米国産の名を借りた、中国系企業の豚肉が日本に輸入されるわけです。チャイナフリーのつもりでも、今後はTPP加盟国の国籍に“化けた”中国系企業の食料品がいろいろと入ってくるかもしれません」
──強硬な対外拡張路線でアジア各国と対立を深めた中国は、世界から孤立しているのではないですか
「アメリカ側からみると、孤立しているようにみえますが、実は違う。英国のエリザベス女王が、国家元首でもない李克強首相とあえて会見したように、中国はEU主要国で経済的に大きなウェイトを占めています。孤立どころか、最重要国の一つです」






