デング熱禍 蚊が好む条件は? 血液型、体形、体質 「O→B→AB→A」の順に

2014.09.24


蚊にも刺したいタイプがいるってホント?=東京・上野公園【拡大】

 デング熱禍が収まらない。最初に感染が明らかになった東京・代々木公園から日を追うごとに拡大。国内の患者は計140人を超えた。ウイルスを媒介する蚊への対策が欠かせないが、特に警戒が必要な「蚊に刺されやすい人」がいるという。血液型に体形、体質。小さな“吸血鬼”を呼び寄せる条件とは−。

 約70年ぶりに国内感染が明らかになった8月下旬からもうすぐ1カ月。台東区の都立上野公園で、埼玉県の20代女性が蚊に刺され、デング熱に感染した可能性が出るなど、感染者は22日時点で142人となった。

 そんななか、興味深い研究を明かすのは、害虫防除技術研究所で蚊の研究を進める医学博士の白井良和氏だ。

 2004年に米国の科学雑誌に血液型と蚊の嗜好(しこう)性との関連についての論文を発表。蚊の腸内の血液を調べたところ、ある傾向が明らかになった。

 「実験によって、蚊を誘因しやすい血液型の傾向があることがわかった。最も誘因要素がそろっているのがO型。逆に要素が少ないのがA型で、両者の間には明確な有意差があった」(白井氏)

 さらに、蚊に刺されやすい血液型を並べると、「O→B→AB→A」の順番になり、日本人の約4割を占めるとされるA型が最も刺されにくいというのだ。ただ、なぜこのような違いが生まれるのかについては、はっきりした原因が分かっていないという。

 白井氏によると、他にも蚊を呼び寄せやすいさまざまな条件がある。

 「蚊の視界では物体がモノクロに映る。そのため、黒や濃い色に反応しやすい。肌の色が濃い人は薄い人に比べて刺されやすい傾向にある。さらに蚊は、水分量が豊富な所にも集まる。汗をかきやすい人や肌の水分含有量が多い人も狙われやすく、逆に乾燥肌の人は刺されにくい」

 体脂肪量が多い人や体温が高い人、肺活量が豊富な人も注意が必要だ。

 「蚊は温度が高い場所を好み、二酸化炭素に反応する。吐き出す空気量が多いとその分、寄ってきやすくなる。体脂肪量とも関連するが、痩せている人よりも太っている人のほうが、肌の表面積が多い分、蚊のターゲットになりやすい」(白井氏)

 刺されやすい条件に当てはまらなかったからといって安心はできず、 蚊は「イソ吉草酸(きっそうさん)」という足の臭いの成分にも反応するとされる。そのため、足首から下の部位が特に刺されやすい。また、露出する部分が多い顔や手も蚊の標的になりやすい。

 白井氏は「出かけるときは、靴下と靴を履き、手や顔に虫よけスプレーを塗る。特に多い場所では軍手を着用するのも有効だ」と防衛策を呼びかけている。

 

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