語学教育は「幼稚園から」が肝心 バイリンガル環境で“頭脳開発”

2014.09.28

 シンガポール科学技術研究庁は、「2つの言語を使うバイリンガル環境で幼児期を過ごすと、頭が良くなる」という研究成果を発表した。生後6カ月の子供に絵が描かれたカードを見せたところ、バイリンガル環境の子供は見慣れた絵を見る時間が短い一方、見慣れない絵をながめる時間は一般の子供より長かったという。

 より効率的に情報を処理しようとする動作が、能力アップにつながるというわけだ。ほかの調査でも「若いころに2つの言語を話すのはいいことだ」という結果が出ている。幼児のうちから語学教育をするメリットはあるようだ。

 私の場合、大学に入るまで英語は一言も話せなかった。それまでは、和文英訳や英文和訳といった、いわゆる受験英語しかやったことがなかった。それが大学入学後、「通訳案内業」(現在は通訳案内士)の免許を取ろうと一念発起、英会話の勉強を始め、1年で取得した。高校時代までに文法や単語についてはかなり勉強していて、しゃべり方のコツを学ぶだけでよかったので、比較的ラクだった。

 というわけで、「海外でも通用する英語力を身につけるには、いつごろから学習を始めればいいのか」という質問に、「絶対的にこの年齢までにやらないとダメ」という答えはない。もちろん、60歳から始めるのはシンドイとは思うが…。ただ、文法や単語を自然に身につけていくというなら、やはり幼稚園ぐらいからがいいのではないか。

 私が経営する「ビジネス・ブレークスルー」は昨年11月に「アオバジャパン・インターナショナルスクール」を子会社化した。アオバジャパンは1歳半の幼児から高校生までの共学一貫校を運営し、「世界に通用する人材育成」を目指している。東京都目黒区と練馬区にキャンパスを持ち、34カ国、約300人の生徒が通っていて、英語を母国語としない生徒を対象に英語サポート・プログラム(ESL)を設けている。

 ここで現在、最も入学希望の倍率が高いのが「1歳半」だ。世の父親、母親は小学校に入学後、自分の子供がデキる子から差をつけられるのは嫌なのだろう。それで幼稚園の、それも年長よりも年中、年中よりも年少のほうがいいということになり、「1歳半」にたどり着いたわけだ。親御さんたちはやはり、このくらいの年齢から習わせていれば間違いないと思っている。

 アオバジャパンはスイスに本部がある「インターナショナル・バカロレア」(IB)の認定校になって、ここのIBディプロマ(学位)も取得できるよう申請している。このIBでも、日本語と英語を並列したバイリンガルを要求している。私も大賛成だ。いずれにしても、言葉を2つマスターすると、統語法(語が文を構成する仕組み)が違うので、頭が開発されることは間違いない。

 ■ビジネス・ブレークスルー(スカパー!557チャンネル)の番組「大前研一ライブ」から抜粋。

 

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