中高年の間で広がる登山ブームに警鐘! 危険回避の心得 (1/2ページ)

2014.09.29


28日午前に下山した登山客は憔悴しきっていた【拡大】

 戦後の登山史上でも最大規模の惨事となった御嶽山の噴火。中高年の登山ブームを牽引する「日本百名山」の一つとして有名な霊峰が、週末の紅葉シーズンという最悪のタイミングで噴火したことで被害は拡大した。百名山でも噴火の恐れがある火山はほかにも存在する。登山中に被害に遭った場合、どう対応すればいいのか。専門家に心構えや予防策を聞いた。

 噴火が始まった27日正午前は、日帰りの登山客が約3時間の行程で頂上に到達する時間帯だった。御嶽山は「日本百名山」の中でも登山道に岩場が少なく、3000メートル峰としては比較的登りやすい山として知られ、天気も良く紅葉シーズンのため中高年を中心に多くの登山客が訪れていたとみられる。空前の登山ブームが、被害を大きくさせてしまった形だ。

 正しい登山について普及活動を行っている日本山岳ガイド協会理事長の磯野剛太氏は、こう警鐘を鳴らす。

 「心構えとして、登山客がよく訪れる山でも、小規模の噴火はあってもおかしくないと理解することが必要だ。例えば、浅間山(長野・群馬)、焼岳(岐阜・長野)、岩手山(岩手)、那須岳(福島・栃木)などで小噴火はあり得る。これらは全て『日本百名山』。登山ブームでみんな登ったから登れるだろう、という気軽な気持ちで挑む人もいるが、自然は人間の力を超える危険がある場所であり、自分の身は自分で守るという意識を持つことが必要」

 実際に、噴火が起きたときにどのような対応を取ればいいのか。

 「噴石が直撃するとどうしようもないが、予防策はある。亜硫酸ガスや火山灰も危険で、火山灰が口の中に入ると、熱とガラス質でのどがやられて呼吸困難になる。火山灰を防ぐには、手ぬぐいなどで口を覆い、膜をつくること。花粉症対策に使う防塵マスクを持っていくと良い。目を傷つけないためには、サングラスやスキーのゴーグルも役に立つ。薄いガーゼで目を覆うだけでも効果的だ」(磯野氏)

 

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