景気回復実感へ銀座に活気を 法人税減税よりも交際費アップ編 (1/2ページ)

★法人税減税よりも交際費アップ編

2014.10.09


夜のアベノミクスも活発にならないと、銀座の客待ちタクシーもうるおわない【拡大】

 長い不動産業で培った私の感触では、銀座の表通りの土地の価格はバブル経済当時の50%ぐらいに戻っている。坪1億円以上。やはり腐っても銀座だ。しかし、景気が当時の半分まで戻ったかというと、そんな実感はまったくない。

 夜の銀座にかつてのにぎわいはない。惨憺(さんたん)たるものだ。神楽坂、赤坂、新橋のいわゆる花街も壊滅的状態。こんなふうに寂しくなったのは、どこの企業も交際費を使わなくなったからだ。

 1992年には6兆円以上もあった企業の接待交際費は、最近では2兆円台に激減し、銀座でも高級クラブの廃業や倒産が相次いだ。

 そこで、アベノミクスの一環で、「大企業の接待交際費は、それまでの1人当たり5000円以下の飲食費の非課税から50%非課税にする」ということになった。中小企業も、この半分非課税か、「年間800万円までは全額非課税」のどちらかを選択できる。

 しかし、交際費を大幅に増やしたという企業の話は聞こえてこない。安くてうまい店で接待し、二次会はやらないところが多い。バブル経済崩壊後、企業は利益を少しでも多く残したいと考え、余計な支出はしたくないのだ。

 バブル期、一部の大企業の秘書課は、役員行きつけの銀座のバーや神楽坂の置き屋さんに「今月は請求書が少ししか回ってこないけど、もっと増やしても大丈夫だよ」という連絡をしていた。相手も心得たもので、役員が利用したことにして請求し、振り込まれたおカネをプールしておく。

 このため込んだ何千万円は、例えば次のようなときに使われた。私もよく知る某大手企業の社長が神楽坂の芸子を身請けし、その女性が60歳過ぎて亡くなるまで長く面倒をみていた。この社長が「渡辺クン、オレは一銭も払ってないよ」と語っていた。私が知る範囲でも、こういう話はザラにあった。

 

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