ノーベル平和賞、憲法9条めぐり大騒動 「ナンセンス」「奇策実らず残念」 (2/2ページ)

2014.10.11

 終わってみれば、278ある候補の1つに過ぎなかったわけだが、この一件を専門家はどう見るのか。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「9条がノーベル平和賞というのは非常にナンセンスな話だ。日本国内では憲法を改正しようという動きがあるときに、内政干渉も甚だしい。『イスラム国』の台頭など、国際的にテロへの脅威が強まるなか、直接的でなくても間接的に日本人が攻撃される可能性がある。憲法9条の非武装の解釈のみを広めるのは、国民権利をないがしろにしかねない」と警戒する。

 一方、護憲派として知られる漫画家のやくみつる氏は「(9条が)ノーベル賞を取って世論を喚起すると、憲法解釈を変えることが難しくなったはず。最後の手段、奇策が実らなかったのが残念だ。受賞して安倍首相が授賞式に行くとなると、こんなシュールな話はなかった。憲法解釈が変えられると、ノーベル賞受賞のチャンスは二度とやってこないだろう」と語った。

 護憲派、改憲派を巻き込んだ“平和賞騒動”。来年も続くのだろうか。

 

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