改革力が高い大学「立命館」で志願者増

2014.10.17

 今週は、進路指導教諭が勧める改革力が高い大学ベスト10を紹介する。ランクは進学校約2000校にアンケートを実施し、716校から回答を得た結果から作成した。5校連記で記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。

 近年、大学改革が学生募集に大きな影響を与えている。改革なくして志願者は集まらない状況になっている。

 その改革力でトップ評価だったのが立命館大。この20年間に6学部を新設し、1994年には滋賀にキャンパスを新設した。来年も大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)を新設予定。この新キャンパスには滋賀から経営、京都から政策科学の2学部が移転する。すでに今年の入試で2学部の志願者は増えている。

 さらに、中国の大連理工大と共同で、大連に国際情報ソフトウェア学部を開設した。定員は100人で上位40人が3年次に立命館大に転入し、卒業時には両大学の学位を取得できるという。この海外の大学と共同で学部を新設するのは、日本の大学初の試み。

 進学校の進路指導教諭は「入試方式を増やす改革を最初に始めたのは、大手では立命館です。いろいろな面で今までにない改革を続けており、こうした動きは受験生や保護者に前向きと評価されています。それで志願者が増え、全国区型の大学になったのでしょう」と話す。

 2位は東大。秋入学は実現しなかったが、1年を4学期にするクオータ制を導入し、グローバル化に対応するように改革した。16年入学者から、初めて推薦入試を実施することも話題だ。

 4位に京大、5位には今年、志願者日本一になった近畿大が入った。関西の大学が上位に来ている。首都圏より少子化は深刻で、危機感が強いこともあるのだろう。

 予備校の入試担当者は「付属校の合併や新設、入試についても新しい方式は西の大学から始まることが多い。その点、首都圏の大学は慎重で、西の大学の取り組みが成功したのを見てから、採用するところがあります」という。大学も西と東で性格は異なるようだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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