円と国債は安全資産なのか 戦争さえなければ日本は大丈夫 (1/2ページ)

2014.10.22

 ここ数日の相場をみていると、株安の局面では円高と債券高が同時に進んでいる。株安と円高、債券高の組み合わせが生じるのはなぜだろうか。また、市場やメディアでは「安全資産とされる円や国債が買われた」という解説が多いが、実際のところ、円と国債は安全資産なのだろうか。

 株、円、債券の相場変動の背景には、個別銘柄の特殊性のほかに、マクロ経済の変化がある。

 もちろん、そうしたマクロ経済の変化で、日々の変動は説明できない。予測するのはほぼ不可能に近い。

 逆にいえば、超短期における相場の予測はサイコロの目をふるのと大差ないともいえる。

 ある程度の中長期になれば、個別銘柄の特殊性が互いに相殺され、マクロ経済の変化でかなり説明できるようになる。こうしたことから考えると、超短期の予測ばかりいう人は、理論的な根拠のない勘に頼る人だ。

 とはいうものの、今の相場をちょっと考えてみよう。株式と債券相場は逆の関係になることが多い。それはリスクをとりたい人は株式、とりたくない人は債券を選択するからだ。というわけで、株安・債券高は、株式から債券へシフトしていると考えればわかりやすい。

 債券高は、定義上金利安である。本コラムの読者であれば、ある程度の中長期において、為替は2国間の金融政策の差で決まることをご存じだろう。これをデータでいえば、2国間のマネタリーベース(中央銀行が供給する通貨)や実質金利(名目金利から予想インフレ率を控除したもの)の差で、為替はある程度決定されるといっていい。

 

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