中国の統計が疑われる理由… 失敗認めぬ共産国家 情報操作に要注意 (1/2ページ)

2014.10.28

 中国の7〜9月期国内総生産(GDP)が7・3%増に減速したことが話題となったが、中国政府の統計指標自体への信憑(しんぴょう)性の問題がしばしば指摘されている。

 中国に限らず共産主義国の政府統計についてはこれまでも疑いをもたれていた。このため、国の統計数字を是正して、正しい姿を推測することが、共産主義国経済の主要な研究対象であった時代もあった。

 なぜ、いいかげんな統計が出てくるかというと、経済活動のうち国の関与している部分が大きく、経済パフォーマンスが政府のパフォーマンスに直結するからだ。つまり、政府自らの失敗を認めたくないので、政府統計の改竄(かいざん)がしばしば行われるのだ。

 日本でも、数字をいじることを意味する「エンピツをなめる」という表現があるが、実態はどうなのだろうか。

 まず、役所が出す統計は基本的に統計法に基づいて行われているので、勝手に数値を操作すると統計法違反になる。いくら上司から命令されても、小心な役人が「偽装」や「粉飾」をすることはまずありえないと考えていいだろう。

 筆者の役人時代にも、そうした話は噂すら聞いたことがない。役所の人事ローテーションは1〜2年と短いので、もし改竄しても、人事異動後にすぐに見つかりやすいという事情もある。

 むしろ、日本のマスコミの状況を考えると、情報操作のほうが簡単であり、危険を冒して統計を改竄するまでもなく、当局の意向を示すことができる。

 

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