進路指導教諭が生徒に勧めたい大学ランク グローバル教育で注目の国際基督教大

2014.10.31

 今週は、進路指導教諭に聞いた生徒に勧めたい大学を紹介したい。ランクは進学校約2000校にアンケートを実施し、716校から回答を得た結果をもとに作成した。偏差値や地理的、親の資力などの制約がない条件で、国公立大、私立大それぞれに5校を選んでもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。

 トップは慶應大で、2位以下に100ポイント以上の差をつけた。

 ランクに出てくるのは難易度の高い大学ばかり。近年の高校生は安全志向が強く、難関大にチャレンジしようとしない傾向が明らかになってきている。教員には難関大を受験してほしい気持ちから、勧めている面もあるようだ。

 東進ハイスクール東進コンテンツ本部模試制作部の大西朗部長は「難易度が高いことに加えて、どの大学も就職がいいことも共通しています。就職率が高いだけでなく、大企業への就職者が多く、今は保護者も受験生も就職を考えながら志望校を選んでいます。進路の教員が勧めたい大学も当然、就職を踏まえて選んでいることがうかがえます」と話す。

 これを関東と関西で見てみよう。国公立大では関東は東大がトップで、僅差で京大が続いた。関西では京大が首位で大阪大、その後に東大と続く。山中伸弥教授がノーベル賞を受賞後、京大の人気はうなぎ上り。

 一方、私立大では関東、関西とも1位慶應、2位早稲田の順。その中で注目されるのが、国際基督教大。関東では3位、関西でも5位に入り全体も6位となった。教養学部だけの単科大で、教養教育に力を入れ、留学生が多い。

 国際基督教大について、前出の大西氏は「もともとグローバル教育を実施してきた伝統があり、東京五輪を控え、ますます進むグローバル化時代のなか、脚光を浴びているのでしょう。国際基督教大だけでなく、上智大の人気の高さもグローバル教育にあると見ています」と話す。

 東大がトップと思いきやそうではなく、勧めたい大学も世の中の動きを反映して変わってきているようだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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