合格実績伸びている一貫校ランク トップは3年連続で青稜

2014.11.14

 今週は、首都圏319の学習塾の塾長、教室長による「最近、合格実績が伸びている一貫校ランク」を紹介したい。学習塾の塾長らに5校連記で一貫校を記入してもらい、最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。

 リーマン・ショック後、志望者が減ってきた中学入試だが、「来年はそろそろ底を打つのではないか」との見方が強い。

 大手塾の入試担当者は「昨年は模試受験者が5%ほど減っていましたが、ふたを開けてみると中学受験者は微減にとどまった。模試を受けずに中学入試に挑む受験生が増えているようです。今年は模試受験者は2%減で、最終的に中学受験者は昨年並みになると予測されています」という。来年入試は楽にはならないようだ。

 そんな中で人気を集めるのが、合格実績が伸びている一貫校。トップは3年連続で青稜だった。

 青稜は今年、早稲田大、慶應義塾大、上智大、東京理科大4大学の合格者合計が10年前の14人から70人の5倍に増え、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)合計も49人から225人に伸びた。

 逗子開成は昨年、東大に14人合格したが、今年も東大5人、京大4人、東京工業大と一橋大にそれぞれ6人合格と難関国立大に強い。

 洗足学園は今年、東大に6人合格し、10年前はゼロだったから大躍進。豊島岡女子学園は東大合格者が33人の過去最高となり、医学部に強いところも評価されている。

 本郷は早慶の合格者数が10年前の50人から273人と5倍以上に激増した。塾関係者は「本郷は今年、最初に東京理科大を受験させ、合格を勝ち取ってから、早慶に臨むように指導した。このため、落ち着いて受験でき、合格者激増につながったようです」と話す。

 出口である大学合格実績は、入り口の生徒募集に大きく影響する。出口がよければ、入り口も好調になるのが中学入試の鉄則。だから、各校は生徒を鍛え、実績を伸ばすことに力を入れている。ランクの一貫校は、来年入試で人気を集める学校といえそうだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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