京都青酸カリ殺人 総相続額“10億円” 大半をFXなどで失敗、生活保護受給

2014.11.21


今年3月、報道各社の取材に応じた千佐子容疑者【拡大】

 京都府向日市の無職、筧(かけひ)勇夫さん=当時(75)=の遺体から青酸化合物が検出された事件で、京都府警に殺人容疑で逮捕された千佐子容疑者(67)。これまでに少なくとも7人の男性と死別し、数億円単位の遺産を相続していた疑惑が判明しているが、投資で貯蓄を減らし、周囲には生活保護を受給していたことを明らかにしていた。遺産目当てとみられる婚活を繰り返し、自転車操業を続けてきた実態が浮き彫りになっている。

 関係者によると、千佐子容疑者は最初に結婚した大阪府貝塚市の男性と印刷工場を経営していたが、男性が1994年に死亡した際、約2000万円の借金を背負うことになり、苦しい生活を背負いながらも一男一女を育てあげたという。

 その後は判明しているだけで、筧さんを含め3人と結婚、他にも奈良県や兵庫県伊丹市、大阪府貝塚市の高齢男性と交際し次々と死別。生前に公正証書を作成するなどして、取得した土地やマンションなどを売却し、受け取った遺産は約10年間で総額10億円に上ることも分かっている。

 「最初の夫の死で苦労した反動か、千佐子容疑者は金融商品(株やFX)などの投資に多額の現金をつぎ込み、大半をすってしまったようで、逮捕前にはほとんど貯蓄が残っていなかったようです。周囲には生活保護を受給していることも漏らしていました」(マスコミ関係者)

 一方、相続した土地などの遺産は遺族との相続トラブルなどもあり、すべてを現金化できていなかったようで、約2000万円あった筧さんの遺産の一部も、京都府警が捜査を進めていたため、金融機関が凍結。千佐子容疑者は今年6月、この金融機関を相手取り、相続分の預託金約430万円の支払いを求めて京都地裁に提訴している。

 捜査関係者は「筧さんにかけられていた生命保険の受取人は生前に千佐子容疑者に変更されていたが、捜査を理由に保険会社から支払いを拒否されており、知人などから1000万円以上の借金をしていた」と千佐子容疑者の窮状を明らかにする。

 筧さんとの結婚直後には、大阪市内の結婚相談所で新たな出会いを求めており、相手は「年収1000万円以上の高齢男性」を希望。今回の事件が発覚しなければ、さらなる被害者を生んでいたかもしれない。

 

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