河野洋平氏には「よく言うよ」と言いたい 田原総一朗氏らも反省を (1/2ページ)

2014.12.07


実は小選挙区制導入も「大きな間違い」だった河野洋平元衆院議長【拡大】

 河野洋平元衆院議長は先月25日、東京・永田町の憲政記念館で開かれた土井たか子元衆院議長のお別れの会で、「大きな間違いを犯した」と謝りを認めた。といっても、慰安婦問題に言及した例の河野談話のことではない。

 河野氏が自民党総裁だった1994年1月、当時の細川護煕首相とのトップ会談で決まった「衆院の小選挙区比例代表並立制導入」についての「大きな間違い」だ。「いまごろになって、よく言うよ」と言いたい。

 1選挙区につき1人を選出する小選挙区制について、私は導入前から大反対していた。小選挙区は市長よりも少ない投票数で議員になることができる。横浜市なんて、8つも選挙区がある。そういうところから小粒な議員ばかりが国会に送られ、天下国家や外交を論じることを期待するのはどだい無理だ。金融や経済、外交や防衛といったことの勉強に割く時間もない。

 また、小選挙区制は移り気な世論のムードに流されて、投票する先も振り子のようにあっちこっちに揺れ、政権は非常に不安定な状態になる。小泉ブームだった2005年の郵政選挙も、民主党が大勝して政権交代が起きた09年の総選挙も、自民党が政権奪還した12年の総選挙も“揺り戻し”によるものだ。それが予想されたので、私は小選挙区制に反対したのだ。

 ところが当時、与党だった新生党の小沢一郎代表幹事は、小選挙区制に反対する人たちに「守旧派」というレッテルを貼った。私も守旧派と呼ばれた。さらに筑紫哲也さん、田原総一朗さんらマスコミ人たちも、この小選挙区制を一生懸命、推進していった。

 その結果、日本という国は取り返しのつかないほど不安定になった。河野氏以上に反省してもらいたいのは、当時のテレビ・キャスターをはじめとするマスコミ人だ。

 

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