異物混入騒動中のマック、株価安値更新 消えた時価総額390億円

2015.01.13


日本マクドナルドの異物混入問題の記者会見で頭を下げる関係者【拡大】

 異物混入問題が相次いでいる日本マクドナルドの持ち株会社、日本マクドナルドホールディングスの株価が先週末9日のジャスダック市場で8営業日続落となり、昨年来安値を更新する場面があった。昨年夏の期限切れ中国産鶏肉問題発覚以来、株式時価総額にして約390億円が失われているが、個人投資家離れイコール消費者離れという構図も透けてみえる。

 マクドナルド株は9日に一時2495円まで下げて昨年来安値を更新。異物混入について7日に会社側が記者会見を開いた後も、続々と新たな混入が発覚し、問題収束のめどは立っていない。

 12日には、福島県会津若松市のマクドナルド門田ヨークベニマル店で販売されたチーズバーガーに、金属片が混入していたことが判明。異物は長さ5ミリ程度の細長い鉄製の金属片で、店のキッチンにある鉄板の汚れを取るため、金属のヘラでこすった際に出た削りかすだという。

 マクドナルドは昨年12月の既存店売上高は、前年同月比21・2%減で、11カ月連続の前年割れ。ポテトの調達不足により、人気商品の「マックフライポテト」を「Sサイズ」しか販売できなくなった影響が大きかったが、1月以降も異物混入問題が大きく足を引っ張りそうだ。

 中国で期限切れ鶏肉問題が騒がれ始めたのは昨年7月下旬だが、同社株価の7月18日終値は2797円。時価総額は約3719億円だったが、9日終値(2503円)時点では約3328億円まで減少、約390億円が吹き飛んだ計算となる。

 これは見た目の株価の動きよりもたいへんな事態だ。というのも、同社の株主構成は、約半分を米国本社関連の株主が押さえているが、約4割を占める個人投資家は、株価の利ざや狙いというより、マクドナルドの株主優待が目的という安定株主も多いとされる。

 「マクドナルドのお得意さまでもある個人株主が株を手放しているとしたら、客離れも深刻な状況だといえるのでは」(国内証券ストラテジスト)との見方もある。

 マクドナルドは株価より大きなものを失っているのか。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。