「ウチは不良債権じゃない」と強がった 秀和・小林茂氏編 (1/2ページ)

★秀和・小林茂氏編

2015.02.05


秀和レジデンスは一世を風靡したもんです【拡大】

 経済人が集まるパーティーで、「おおい、ウソつきの渡辺さ〜ん」と私のことを大声で呼ぶ人がいる。驚いて「どういうことですか?」と聞くと、「女の件、どうなったの?」。そういえば、「渡辺クン、いい女がいたら、紹介してよ」と頼まれていた。

 この人は『秀和レジデンス』で知られる秀和の創業者・小林茂さん。ひょうきんな人だった。ついでに言うと、小柄だったからか、逆に電信柱みたいな大きな女性がお好みだった。

 −−わが麻布グルーブのA、イ・アイ・イ・インターナショナルのI、第一不動産のD、そして秀和のSの頭文字から、バブル経済崩壊後には「AIDS」と揶揄(やゆ)されていた。私はそれらの会社の経営者と親しかった。

 その中の1人、秀和の小林さんは、都心に多くの賃貸ビルを建設し、オフィスビル事業で業績を伸ばした。1982年には全長140メートルの14階建ての大型オフィスビル『芝パークビル』(現ダヴィンチ芝パークビル)を建てた。この“軍艦ビル”と呼ばれる建物には、ダイエー東京本部などが入居していた。また、息子をロスに派遣し、米国の不動産も買いまくった。

 その一方で、小林さんは流通再編にも意欲的だった。スーパーマーケット『ライフ』を展開するライフコーポレーションの創業者・清水信次さんは太平洋戦争の戦友。その縁もあって、バブル時代、「中堅スーパー大合同による1兆円企業設立プラン」を提唱し、伊勢丹、忠実屋、いなげやなどの流通関連株を買い占めた。派手な株の攻防戦はマスコミをにぎわせた。

 

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