地方試験実施都市ランクは福岡がトップ 知名度アップに一役

2015.02.13

 「出張入試」ともいうべき、キャンパスのない都市で入試を実施する大学が最近、増えている。そこで、今週は、今年の入試での地方試験実施都市ランクを紹介したい。

 大学キャンパスで入試を受けるのは当たり前。ところが、ここ数年、「出張入試」が増え、地方試験と呼ばれている。地方の大学が、東京で入試を行うのも地方試験。受験生がわざわざ大学のある都市まで受けに行くのではなく、最寄りの都市で受験できるよう大学が便宜を図っている。

 大学関係者は「地方試験を実施したから、すぐ志願者が増える時代は終わりました。ただ、広報効果はあり、大学の知名度アップに役立ちます」という。今年も青山学院大と成城大が初めて地方試験を実施した。

 もっとも多く地方試験が実施されている都市は福岡。174大学で、全大学の約22%に当たる。上位は、やはり受験人口が多く、交通の便がいい都市で実施されている。

 福岡で実施している大学は、MARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)で立教大を除く4校、関関同立(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)の関西学院を除く3校が実施。早稲田大、慶應義塾大、上智大などは、地方試験を行っていない。

 東京では関関同立の4校、産近甲龍(京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大)の4校が実施。東京の進学校の進路指導教諭は「関西の大学などでは、入試が2月1日から始まり、首都圏の総合大より早いため、試し受験として活用する生徒もいます」と話す。

 国公立大も実施しており、もっとも多い都市は名古屋。岩手大、山形大、富山大、国際教養大などが実施している。

 一方で、実施する大学には苦労も多いという。大学職員は「地方試験会場の確保も大変なことのひとつ。代々木ゼミナールが校舎を閉鎖しますから、試験場として借りられなくなると、試験場探しが大変」という。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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