「つまようじ少年」逮捕劇 米原駅で緊迫の「5分間」 (1/2ページ)

2015.02.17


逮捕され、移送される東京都三鷹市の無職少年(中央)=1月18日、JR品川駅の東海道新幹線ホーム【拡大】

 店頭のスナック菓子につまようじを刺したとみられる動画をインターネットに投稿したなどとして、東京都三鷹市に住む19歳の少年が1月、警視庁に逮捕された事件。少年は「全力逃走中」などと挑発的な動画を投稿しながら逃走を続け、東京から約500キロ離れた滋賀県米原市のJR米原駅で身柄を確保された。日曜日の早朝ということもあり、警視庁からの連絡で滋賀県警が動員できた警察官は7人。しかも停車時間「約5分間」という限られた時間のなかでの逮捕劇だった。

 「少年が米原駅に午前7時29分着の大垣発加古川行きの下り普通電車に乗っている可能性が高い。確保してほしい」

 1月18日午前7時すぎ、少年の動きをGPSで追跡中の警視庁から滋賀県警に連絡が入った。情報が米原駅を管内に持つ米原署に伝わると、署内に緊張が走った。

 「すぐに駅へ行け!」。当直長が署員らに叫んだ。同署は全署員が69人の小規模署。日曜日の早朝とあって、当直勤務は6人だった。

 電車の到着まで30分もない。署員3人が捜査車両に乗り込み、約500メートル離れた米原駅に急行。駅前交番の勤務員2人と駅ホームで合流、5人で警戒することになった。

 現場指揮を執ったのは、刑事課の警部補(51)。少年が乗ったとみられる電車は6両編成だったため、自分を含めた3人を1、3、5両目の停止位置に配置した。到着と同時に3人がそれぞれ2両分を受け持って少年を捜す作戦だ。

 

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