2015年私立大一般入試志願者数ランク 後期志願者次第で近大V2も

2015.02.20

 私立大の2月試験は峠を越え、25日から国公立大前期試験が始まる。そこで、今週は今年の私立大志願者数ランクを紹介したい。

 まだ出願を締め切っていない大学も多く、昨年比マイナスの大学が目立つ。トップは明治大で、現時点で0・2%減。ただ、センター後期の出願締め切りが3月4日で、今後の志願者の上積みが見込める。昨年の後期の志願者数は1054人だったことを考えると、昨年を上回り、4年連続志願者減に歯止めがかかることは確実。

 早稲田大は1・8%減で、8年連続志願者減に終わった。大手予備校の入試担当者は「新課程初年度で受験生は入試前から不安が大きく、安全志向が強まっていた。それにセンター試験で現役生の数学や理科の平均点が低く、弱気に拍車がかかり、早大を敬遠する傾向が強まった」と話す。

 3位は昨年トップの近畿大。減少しているが、すでに志願者が確定している方式だけを見ると、昨年に比べて5663人、6・2%増えている。まだ出願可能な後期があり、その昨年の志願者合計は約1万5000人。今年も同程度の志願があると仮定すると、明治大、早稲田大を抜いてトップに立ち、V2を達成しそうな勢い。

 地元高校の進路指導教諭は「近大は最近、志願者が増え難化していますが、今年も人気は継続している。クロマグロ養殖だけでなく、つんく♂の入学式プロデュースなど話題があり、他大学にない広報戦略と発信力で、昔とイメージが大きく変わりました」という。

 もっとも志願者が増えているのが7位の東洋大だ。まだ、出願を締め切っていない方式もある中、この20年で最高の志願者数となっている。大学受験に詳しい専門家は「昨年志願者が大きく減った反動に加えて、センター試験利用入試で受験料割引を行い、入学定員を増やしたことで、受験生が受けやすくなり、狙われた」という。

 最終的にどこがトップになるのか、まだまだ目が離せない。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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