国力を弱めた不動産バブル つくったのも崩壊させたのも役人だ (1/2ページ)

2015.02.26


「地上げ」に泣かされる庶民は常にいる【拡大】

★不動産バブルはだれがつくった?編

 前回触れたように、わが麻布グループ(A)も含め、イニシャルの頭文字から「AIDS」と呼ばれた不動産会社4社は、1991年のバブル経済崩壊で急速に資金繰りが悪化した。

 ニューヨークのティファニー本社ビルを買収した「第一不動産」(D)は、不動産を処分して債務返済を進めたが2007年に倒産した。

 また、日本長期信用銀行(現新生銀行)などから巨額の融資を受けて大型プロジェクトを推進したリゾート開発会社「イ・アイ・イ・インターナショナル」(I)も、資金繰りに窮するようになる。

 高橋治則社長(当時)は、自身が副理事長になっていた東京協和信用組合、安全信用組合(どちらも経営破綻した)から不正融資したとして、1995年、背任容疑で東京地検特捜部に逮捕された。イ社は00年に倒産。イ社に乱脈融資をした長銀も98年に破綻して、一時国有化された。

 一方、都心のオフィスビル事業で業績を伸ばした「秀和」(S)も、経営に行き詰まり、05年、アメリカの投資銀行、モルガン・スタンレーに買収された。創業者の小林茂さんは、11年、前立腺がんで亡くなった。84歳だった。

 第一不動産の創業者の佐藤行雄さんは09年に心不全で亡くなった。85歳だった。イ・アイ・イの高橋さんも、03年に東京高裁より懲役3年6カ月の実刑判決を受け、最高裁判所に上告中の05年、クモ膜下出血により59歳の若さで亡くなった。皆、私とは仲がよかったが、結局、残ったのは私だけになった。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。