的中したのは先の2つの地震に限らない。
昨年9月16日に茨城県南部を震源とするM5・6(最大震度5弱)の地震が発生したが、同月11日の段階で「9月15〜19日までの間に関東内陸部でM5・5程度、最大震度5強」と予測。
3年前の2012年3月14日には、三陸沖を震源にM6・9(同4)、千葉県東方沖でM6・1(同5強)と規模の大きい地震が相次いだ。これも前者を同月1日の段階で「3月5〜12日の間に東北沖でM6〜7の地震」、後者も同月7日に「3月14〜22日の間に東関東でM5・5」と予知に成功するなど多くの実績を残している。
地震発生まで1週間前後あれば、さまざまな対策が立てられる。
早川氏は、それを有効活用させるため、10年に電気通信大、千葉大、中部大の産学提携事業で「地震解析ラボ」を創設。翌11年から携帯電話やスマートフォン、パソコンに週2回、地震予測を配信するサービス(月額200円〜)を始めた。
予知のスペシャリストがいま最も気にするエリアはどこか。
「観測結果から、3月11日までに茨城県沖から千葉県の内陸部と沖合にかけて、M5規模の地震が予測され、最大で震度4程度の揺れが発生する可能性がある。16日までには東日本大震災の被災地を含む北海道の十勝沖から岩手県沖にかけて、M5・5規模、揺れは最大で4程度。18日までには伊豆諸島から小笠原諸島にかけてM5・5規模、同じく震度4程度が起きうる」(早川氏)
いずれも最大予測震度は4だが、実際の揺れはそれ以上になることもあるから油断は禁物だ。
早川氏は昨年、地震学者らで「日本地震予知学会」を設立。3月15日には宮城県仙台市で開かれる防災戦略会議「国連防災世界会議」(国連主催)に出席し、講演する。従来の地震学にはなかった「短期予測」。救世主となるか。





