2015年東大前期+京大合格者数ランク 駒場東邦が「過去最高」79人

2015.03.20

 受験シーズンも、そろそろ幕を降ろすが、今週は最も注目される東大前期と京大の合格者合計ランクを紹介したい。

 トップは開成の184人。内訳は34年連続トップの東大・前期が176人、京大が8人。昨年の東大・前期より31人増え、2位以下に大差をつけた。2位は灘の122人で、東大89人、京大33人。3位は筑波大付駒で、東大に強い3校がトップ3を占めた。

 今年の東大・前期の合格者を地域別に見ると、北陸を除く地方からの合格者が減少し、東京が85人ともっとも増えた。特に中高一貫校の伸びが目立った。開成の27人増をはじめ、駒場東邦が6人増えて過去最高の79人。北陸の合格者増は開業した北陸新幹線効果で、東京が近くなった影響か。

 また、関東地方全体の合格者占有率は59・2%に達し、関東ローカル化が進んでいる。

 一方、昨年まで京大24年連続トップだった洛南は、京大が60人にとどまり、昨年の3位から9位に後退。京大トップの座からも落ち、西大和学園が81人合格で初の単独トップとなった。

 地元塾の講師は「洛南は共学に代わってから、京大より国公立大医学部志望者が増え、今年はその傾向に拍車がかかったのではないか」という。

 京大では近畿からの合格者は50・7%で、昨年と同じ割合。京大は東大より全国区型といえる。増えたのは関東からの合格者で、5年前の8・2%から13%に伸びた。東京の学校では麻布14人、西13人、東京学芸大付13人合格など。

 中高入試に詳しい専門家は「山中伸弥教授のノーベル賞効果が大きいこと、昔から東京のトップ校ではなく、2番手校で京大志向が強く、麻布などで合格者が多いのでしょう」と話す。

 東大は今年、前後期制入試の最後となり、来年入学者から後期に代わって初めて推薦入試を行う。今年11月には出願開始になる。京大も来年から特色入試として、推薦入試と学力型AO入試を実施する。法学部では後期試験を設ける。入試改革で合格者の顔ぶれはどう変わるのか。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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