2015年早大+慶大合格者数ランク 昨年7位から躍進の渋幕

2015.03.27

 私大の雄、早稲田大と慶應義塾大の合格者が判明した。今週は早慶の高校別合計ランクを紹介したい。

 首位は開成の423人。早慶ともにトップだった。内訳は早大が237人、慶大が186人。学部別では、早大は政治経済、法、先進理工、創造理工でトップ。慶大では経済、医、理工でトップだった。

 2位は渋谷教育学園幕張で、早大が昨年より40人増の182人、慶大が28人増えて142人。昨年の7位からの躍進で、同学園の入試対策室の永井久昭室長は「早慶の受験者は昨年とあまり変わらず、国公立大との併願者ばかりです。この学年では学力下位層を作らないよう中1、2年で授業の前や放課後に英語や数学などつまずきやすい教科を指導し、全体のレベルが上がったことが実績につながった」と話す。

 同学園は、帰国生や留学生も多く、グローバル教育に力を入れていることでも知られる。今年は海外の大学に8人が合格し、1人はプリンストン大と東大にダブル合格しているという。

 3位から5位までが中高一貫校。一方で、昨年はトップ10に公立は日比谷1校だったが、今年は都立西、湘南も入って3校になり、公立の巻き返しも目立った。ただ、トップ10はすべて首都圏の学校。1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)の全合格者に占める割合は、早大が10年前の59・4%から今年は72・8%にアップ。慶大も同57・7%から71・4%に上がっている。

 予備校の担当者は「今年も受験生の地元志向は強く、経済的な問題もあり、東京の学校に下宿させて通わせる保護者は多くない。景気回復といわれますが、まだまだ遠いのでしょう」という。

 また、昨年に比べて合格者が激増したのが、早大では開智で46人増の140人、次いで頌栄女子学院で60人増の105人だった。しかも、この2校は9割以上が現役での合格だった。

 慶大は早稲田が55人増、女子学院は36人増、いずれも97人合格。慶應で最も増えたのが、早大の系属校の早稲田という皮肉な結果となった。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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