2015年東大+京大合格者が伸びた高校ランク 開成首位

2015.04.03

 新年度を迎えた初回は、東大の前後期と京大の合格者が昨年と比べて伸びた学校ランクを紹介したい。

 首位は開成で、東大が26人増の184人、京大が6人増の10人で計32人増えた。34年連続東大トップの開成は2012年の193人以降、漸減してきたが、盛り返した。予備校の入試担当者は「今年は東大の数学が難しく、男子の上位中高一貫校に追い風だった」。

 2位の渋谷教育学園渋谷は東大が19人増えて33人、京大が3人増えて6人の計22人増。もとは渋谷女子高で、96年に渋谷教育学園渋谷中を開校し共学校となった。中学受験の専門家は「先に進学校となった渋谷教育学園幕張のノウハウを活用して改革し、渋谷女子時代には考えられなかった東大に、最初の卒業生から合格者を送り出した。人気も偏差値も上がっており、伸びは決してフロックではない」という。

 3位・洛北は、東大は1人で変わらなかったが、京大が19人増の27人となった。洛北はもとは伝統ある府立高だったが、04年に中高一貫校に変わった。10年に一貫生が初めて卒業し、前年の京大合格者ゼロから13人合格へと躍進。今年はさらに伸びている。

 4位の甲陽学院は東大が4人増えて28人、京大が13人増えて67人で計17人増。5位の渋谷教育学園幕張は東大、京大ともに8人増だった。今年は関東地方の京大合格者が増えた。予備校講師は「昔のような東大がダメなら京大というのは今は通用しません。最初から京大狙いの関東の受験生が増え、人気が上がっています」と話す。

 上位は中高一貫校が強く、共学校が多い。一方、大学合格実績では劣勢の公立高の巻き返しも目立つ。7位の金沢泉丘と茨木は14人増。いずれも京大が伸びた。各自治体で行われている公立高改革の成果が表れてきたとみていいだろう。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。