イルカ打ち上げ、大地震の前兆? 東日本大震災の前にも…専門家が警鐘

2015.04.11


海岸約10キロにわたってイルカが打ち上げられた=10日午前、茨城県鉾田市【拡大】

 不気味な前兆なのだろうか。10日朝、茨城県鉾田市の海岸10キロ以上にわたってイルカが打ち上げられているのが発見された。実はこの付近では4年前にも同じようなことが起きている。マグニチュード(M)9・0の大地震が東日本を襲ったのは、その直後のことだった。偶然の一致で片付けるには気になる点が多いこの異常現象。専門家も警鐘を鳴らす。

 鉾田市によると、同日午前6時すぎ、同市海岸付近の住民が警察に通報し、連絡を受けた市は対策本部を設置。約150頭が砂浜で身動きがとれなくなっているのを確認した。近くの水族館によればイルカの一種である、カズハゴンドウとみられる。

 今回の現場から約20キロ南の鹿嶋市の海岸でも、2011年3月4日に、同じカズハゴンドウ約50頭が打ち上げられたことがある。東日本大震災が発生したのはそれからちょうど1週間後のことだった。

 一体、この現象は何を意味するのか。夕刊フジで「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」(木曜)を連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏は「イルカと地震との関係は未解明な部分が多い」としながらも、こう解説する。

 「魚を含めて海中に住む生物は、研究者が使用する観測機器よりも格段に優れた電気センサーを体内に持っている。地震が発生する直前、海底プレートに流れる電流を敏感に感じていてもおかしくない。(東北の)三陸沖では過去、イワシの豊漁があったときに大地震が起きたといわれている。イルカも海中のなかの異常を感知したのかもしれない」

 イルカに異常行動をとらせた可能性のあるプレートの状態だが、こんな気になる研究報告もある。「プレートは『3・11』後も動き続けており、すでに同じレベルの大地震を発生させる地殻のひずみを生んでいるとの説も(地震学者の間では)唱えられている」(島村氏)

 普段からの備えをさらに徹底したい。

 

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