頻度高まる隕石の地球衝突 広島に投下された原爆を超えるエネルギーも (1/2ページ)

2015.04.24

 中国で生まれて日本に入ってきた言葉がある。「杞憂(きゆう)」。中国古代の杞の人が天が落ちてきはしないかと毎日心配して、食事ものどを通らなかったことからできた言葉だ。

 心配する必要のないことをあれこれ心配することや、取り越し苦労のことを言う言葉だとされている。しかし現代の私たちにとっては笑い話ではすまないことが分かってきた。

 2000年から13年の間に26個の大きな隕石(いんせき)が落ちてきた。この26個が地球に衝突したときのエネルギーは、TNT火薬にしてどれも1000トンから60万トンの威力があった。米国が広島に投下した原子爆弾は1万6000トン相当だったから、どれも相当な威力だった。もし都市を直撃したら大変なことになる大きさである。

 火薬1000トン相当以上のものが14年間に26回。広島規模以上の隕石の爆発だけでも、平均すると年1回以上も起きている。

 しかし幸いにして、いままで人が密集しているところに落ちたことはない。これは偶然の幸運のおかげだった。地球の表面の3分の2は海であるうえ、陸地の多くの部分も人はほとんど住んでいないところだから、密集地に落ちる確率はそもそも低い。

 しかし、今後はわからない。この幸運がいつまで続くのか、そのうちにどこかの都市に隕石が落ちて悲劇的な大惨事になってしまうのかは神のみぞ知ることなのである。

 最近の調査では、巨大な隕石が地球に衝突する頻度は、これまで考えられていたよりもずっと高いということが分かってきている。

 最近では13年2月にロシア西南部の町チェリャビンスクに大きな隕石が落ちた。

 この隕石は50万トン分、つまり広島に落とされた原爆の30倍ものエネルギーを放出した。衝撃波で東京都の面積の7倍もの範囲で4000棟以上の建物が壊れ、1500人もが重軽傷を負った。

 

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