官邸襲撃ドローン、カメラ映像見ながら操縦か GPSで経路設定する機能も

2015.04.24


ドローン墜落を受けて警備を強化する首相官邸【拡大】

 国家中枢の警備態勢の盲点を突いた小型無人飛行機「ドローン」の侵入事件。首相官邸(東京都千代田区)の屋上に22日、落下しているのが見つかったドローンには小型カメラが積まれており、映像をリアルタイムに送信できる機能が付いていた。機体は市販品を黒く塗装するなど改造されていたことも判明。警視庁は、操縦者が機体を発見されにくいように改造し、現場周辺で映像を確認しながら侵入させた疑いもあるとみている。

 捜査関係者によると、落下したドローンは中国に本社がある「DJI」の「PHANTOM(ファントム)」という機種で、販売時は白色だが、機体や機種名、機体下部に緑や赤に光るライトなどが黒く塗りつぶされていた。搭載されたカメラには無線LAN「WiFi(ワイファイ)」の機能があり、動画を送信できるという。

 ファントムは、衛星利用測位システム(GPS)を利用して設定経路を飛ばすことが可能で、上空の動画をモニターで確認しながら操縦することもできる。警視庁では操縦者が官邸から数百メートルほど離れた場所から夜間に侵入させた疑いもあるとみている。

 機体に装着され、放射性セシウムが検出された容器を都内の専門機関に持ち込み、中の液体の鑑定を急いでいる。

 官邸スタッフは「屋上の点検なんてめったにしなかった。こんな事件を誰も想定していなかったからだ」と打ち明け、官邸筋は「もしドローンに爆弾が装着されていたらと思うと、ぞっとする」と漏らした。

 来年、日本で開催される主要国首脳会議(サミット)もにらみ、政府は重要施設の警備対策の練り直しを迫られている。

 

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