箱根山噴火秒読み 警戒レベル引き上げ不穏な空気 “兄弟山”富士山も危ない (1/2ページ)

2015.05.07


箱根山の大涌谷(手前)では噴火警報が発表された。富士山(奥)への影響は=7日午前、神奈川県箱根町【拡大】

 風光明媚な観光地が危険スポットに様変わりした。気象庁が6日に噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)へ引き上げた神奈川県の箱根山。昨年9月、57人の死者が出た御嶽山(長野県・岐阜県)噴火と同じ水蒸気爆発への懸念が高まっている。大規模噴火が起きれば、半径約1・5キロの範囲まで最大で直径約50センチの噴石が飛散する恐れもあるという。専門家は、噴火の危険が指摘される富士山への影響を指摘し、「じわじわと危ない状態になりつつある」と話している。

 ゴールデンウイークの大型連休直前から、地下での異変は起きていた。箱根山では、先月26日から火山性地震が増加傾向となり、5月2〜4日は35回前後で推移し、5日早朝から急増。5日は観測データがある2001年以降で最多の116回で、6日も午後3時までに8回を記録し、噴火の危険度は急上昇した。

 これを受け、箱根町は6日、大涌谷(おおわくだに)から半径300メートルに避難指示を出し、気象庁が、噴火警戒レベルを1(平常)から2へと引き上げた。

 2009年3月に警戒レベルが導入されて以来、箱根山で引き上げられるのは今回が初めてで、箱根町は不穏な空気に包まれている。

 箱根山は過去8000年の間に少なくとも8回噴火したとされる。今回、発生の可能性が高いとみられているのは、大涌谷周辺の火口からの水蒸気爆発だ。水蒸気爆発は、地表近くにある地下水の温度が急激に上がり、蒸気が爆発的に噴き出すことで起きる。

 「爆発が大規模なものになると、火口となった地点から半径約1・5キロの範囲まで噴石が飛散する。噴石は最大で、直径約50センチに及び、直撃すれば命の危険がある」(気象庁関係者)

 昨年9月、御嶽山でも水蒸気爆発が起こり、火口周辺にいた登山客らが噴石などの被害を受け、57人が命を落とした。

 

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