18禁春画展に波紋 芸術とエロの境界線が議論 細川元首相が理事長の財団が開催

2015.05.22


江戸時代中期の浮世絵師、鈴木春信の作品。もっとドギツイものもあるが…【拡大】

 性愛を描き、江戸時代に流行した「春画」の国内初の展覧会が9月から開催されることが決まり、波紋を広げている。「ろくでなし子」と称する女性アーティストによる女性器をモチーフにした作品が「わいせつ物」とされ、裁判沙汰に発展しただけに、わいせつとアートの境目が議論を呼んでいるのだ。

 「春画展」は、細川護煕元首相が理事長を務め、旧熊本藩主の細川家伝来の文化財を管理する財団、永青文庫が9月19日から12月23日まで開催する。江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎や喜多川歌麿らの名品を含め、2013〜14年に英国の大英博物館で開かれた春画展の出品作品の約半数を展示。これまで日本の美術館などに春画展の巡回が打診されたが、関係者によると、約10施設が断ったという。

 18歳未満の入館は禁止するというが、男女の“交わり”を包み隠さず描いている春画はわいせつ物には当たらないのか。

 日大名誉教授(刑法)の板倉宏氏は、「厳密にいえば、春画もわいせつ物に当たるが、作品が制作されたのは江戸時代で、当時と現代とでは価値観や法の基準が違う。そうした時代背景も考慮すれば、違法性は問われなくなる。浮世絵の芸術的価値が確立されており、広く一般に受け入れられている点もわいせつ物ではなく芸術だと判断される基準になっているはずだ」と話している。

 

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