昼下がりの関東を強い揺れが襲った。25日午後2時半ごろ、埼玉県北部で発生したマグニチュード(M)5・5(推定)の地震は、茨城県土浦市で最大震度5弱を記録した。東日本大震災(3・11)の余波とみられているが、専門家は「地震の巣」ともいわれる首都圏エリアで今後、M7級の直下型が起きる可能性を指摘。さらに相模湾、南海トラフ連動地震が危ぶまれる四国、九州の太平洋側を震源とする大地震も警戒している。
東京・大手町のオフィス街でも震度4を記録した今回の地震。気象庁は今後1週間以内に震度4程度の余震に警戒が必要と注意を呼びかけている。だが、大局的な見地に立つと遠くない将来、さらに大きな被害が想定される。
夕刊フジで「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」を連載する武蔵野学院大の島村英紀特任教授は「首都圏は太平洋、北米、ユーラシア、フィリピン海の各プレートが入り込んでいる。4つのプレートが入り込むのは世界でここだけだ。いわば『地震の巣』といえる。震源となった埼玉県はこれまで比較的大きな地震が少なかったが、運がよかっただけだろう」と指摘する。
13日には東北地方でもM6・8の地震が起こり、岩手県花巻市で震度5強を記録。気象庁は3・11の余震とみて注意を呼びかけた。今回も同種のものなのだろうか。
「余震ではなく、3・11が影響を与えた誘発地震だろう。プレートが新たな活動期に入り、今後首都直下地震が集中的に起こる恐れもある。過去の活動期には17〜20年ごとにM6〜7級の地震が発生しており、注意が必要だ」(島村氏)
数々の地震を的中させてきた電気通信大名誉教授で、日本地震予知学会会長の早川正士氏は、今回の予兆をキャッチしていた。






